【焼き鯖そうめん】鯖缶でお手軽に!滋賀・長浜の郷土料理
みなさんこんにちは、しょっちゅうキッチンで好き勝手やってるアキオカ アヤカです。
先日、長浜で焼き鯖そうめんを食べる機会がありました。
あまりにも美味しかったので、鯖缶を使って再現してみたいと思います。
上記に当てはまる方もそうでない方も、ぜひお立ち寄りください。
焼き鯖そうめんとは?
焼き鯖そうめんは、滋賀県湖北地域(現・長浜市など)の郷土料理です。
焼き鯖をしょうゆなどで甘辛く煮つけ、煮汁とともにそうめんにのせて食べます。
写真の端にちょっとごはんが映ってますが、長浜の飲食店ではたいていごはんと一緒に供されます。
※今回は鯖缶を使うので厳密には「焼き鯖そうめん」ではありませんが、ややっこしいので焼き鯖そうめんと呼ぶことにします。。
五月見舞いのごちそう
湖北に伝わる五月見舞いは、農家のお嫁さんの親が婚家へ焼き鯖を届けるならわしです。
農家の5月は田植えでめちゃくちゃ忙しくなる時期ですが、スマート農業もAIも田植え機もなかった時代の田植えはたいへんな重労働でした。
しかも、お嫁さんたちは田植えだけでなく家事もこなさなければなりません。手伝いの人に来てもらった場合は、食事の準備や後片付けなどの負担も増えますものね。
そこで、嫁いだ娘を心配した親が娘をねぎらうために美味しい焼き鯖を贈りました。
湖北は鯖街道(若狭湾から京都へ鯖を運ぶための道)の途中にあり、内陸でありながら良質な鯖を入手しやすかったのです。
田植えの時期にはもう去年のお米なんて残ってないよ!という農家が多く、白いご飯のかわりに保存してあったそうめんと一緒に食べたとも言われています。
焼き鯖そうめんを作ってみよう
今回は、こちらのレシピを参考にしています。
鯖に焼き目をつける
フライパンにごま油をひいて熱し、鯖の身を入れて焼き目をつけます。
鯖缶の水分は後で使うので、捨てずにとっておきましょう。
煮込んでつゆを作る
鯖にほどよく焼き目がついたら一旦火を止め、とっておいた鯖缶の水分と★を加えて再び火にかけます。
全体がフツフツしてきたら落とし蓋をのせ、弱火にして5分ほど煮ます。
そうめんをゆでる
パッケージの表記通りにそうめんをゆで、流水にさらしたのちによく水気を切ります。
深めの平皿にそうめんと鯖の身を盛り付けてつゆをかけ、きざみねぎとおろししょうがをトッピングすれば完成です。
焼き鯖そうめん実食!
盛り付けると、こんな感じになります。
ふむ。
新鮮な組み合わせでありながら奇抜さ(?)はなく、なんとなく安心できる美味しさです。
しかも、トッピングしたおろししょうがの風味がこれまた美味しい。鯖としょうがってある意味最強の組み合わせです。
ほろほろやわらかくて麺にからみやすく、骨まで食べられるのが鯖缶のいいところですね。カルシウム不足が気になる方にはぜひおすすめしたい!
鯖缶とそうめんさえあればすぐできるので、買い物がおっくうなときにパパっと作ってもいいですね。
さいごに
鯖缶ではなく本物の焼き鯖を使う場合は…
焼き上げた鯖をフライパンに入れて★を加え、あとは同じように作ります。
より簡単に作りたい場合は、惣菜コーナーで買ってきた焼き鯖をフライパンで温めなおしてもよいでしょう。
【参考】