【絹もずくとじゃがいもの味噌汁】珠洲の魚屋さん直伝!和食以外にもアレンジOK
みなさんこんにちは、しょっちゅうキッチンで好き勝手やってるアキオカ アヤカです。
最近、週末のたびに奥能登の芸術祭に通っています。
本来は「奥能登国際芸術祭2020」ですが、1年遅れで開催してるので「2020+」です。
コロナ感染拡大防止のため2021年9月時点では屋外展示のみ公開されており、各展示は珠洲市内各地に散らばっています。
んで、この作品の近くで…
美味しそうな魚の干物屋さんを見つけまして…
冷凍もずくとハタハタ干物をお買い上げ!
今回は、このお店で教えていただいたもずくとじゃがいもの味噌汁です。
もずくは好きだけど、酸っぱいのはちょっと苦手…
じゃがいも入りの味噌汁が好きです
最近ちょっと腸内環境がよろしくないようで…
上記に当てはまる方もそうでない方も、ぜひお立ち寄りください。
もずくあれこれ
今回使っている見附もずくは、「絹もずく」「糸もずく」などと呼ばれる「モズク」です。
これだけでは何を言ってるかちょっとわかりませんが、学術的に言うとナガマツモ科モズク属モズクになります。
絹もずくは一般的なもずくと比べてとろみが強く、のど越しの良さが魅力です。
そして、コチラの記事で使っているもずくはナガマツモ科オキナワモズク属オキナワモズクです。
フリッター風の沖縄天ぷらにすると、ぷるぷる食感が際立ちます。komonjocooking.hatenablog.com
全国的にみると絹もずくはわりとレアものであり、全国の大手スーパーなどで「もずく」と銘打っているのはたいていオキナワモズクです。
祖母のもずくはひとあじ違う!
過去記事でちょいちょい触れてますが、母方実家は丹後(京都府北部)の海の近くにあります。
そういうわけで実家にいたころは祖母からよく海産物をもらって食べてたんですが、祖母からもらったもずくの歯ごたえはスーパーで買ったもずくとは全く違っていました。
ほどよい弾力で歯を押し返してくる、なんとも頼もしいシャッキシャキ感です。
カンのいい方ならもうお分かりかと思いますが、丹後のもずくもまた沖縄もずくとは異なるものでございます。
「石もずく」とも呼ばれるこのもずくはナガマツモ科イシモズク属イシモズクというやつで、丹後以外では青森などでよく販売されています。
そうそう、過去記事の「クロモ」ももずくの仲間でしたね。これまたレアものです。
もずくとじゃがいもの味噌汁を作ってみよう
〈材料(5~6人分)〉
生もずく…150~200g
じゃがいも…2個くらい
水…900ml
顆粒だし…小さじ1強くらい
お好みの味噌…大さじ2~3くらい(お好みで)
もずくを塩抜きする
今回は流水で2~3分ほど揉み洗いするだけで塩気が抜けましたが、流水洗いだけでしょっぱさが消えない場合はしばらく真水につけてから再度流水で洗いましょう。
具材の下ごしらえ
じゃがいもの皮をむき、食べやすい大きさに切ります。
味噌汁を作る
鍋に水・顆粒だし・じゃがいもを入れて火にかけます。
もずくを叩く
じゃがいもを煮ている間にもずくをまな板に広げ、細かくなるよう包丁で叩きます。
根気よく叩き続けると、ペースト状に近づいていきます。
じゃがいもがやわらかくなりかけたらもずくを加え、ひと煮立ちさせます。
最後に、味噌で味を調えて完成です。
もずくとじゃがいもの味噌汁実食!
もずくを細かく刻んだことでとろみが強まり、つるんとしたのどごしを楽しめる贅沢味噌汁に仕上がりました。
つるつる仲間(?)の絹ごし豆腐を合わせてももちろん美味しいと思いますが、ホクホクじゃがいもを合わせることで食感にバリエーションが生まれて飽きずに楽しめます。
まぁ、この辺は好みかな。
さいごに
日本では「もずく=和食」のイメージが強いですが、アイデア次第でいろいろな料理に応用できます。
・ダシダ+ごま油で韓国風
・鶏ガラスープ+ごま油少々で中華風
・コンソメスープで洋風
あと、もずくは中国や台湾で食べられている「髪菜」にも似ているとのこと。
輸入食材店などで乾燥髪菜を入手できるらしいので、見つけたら試してみようと思います。