【こも豆腐の煮物】これぞ和食の中の和食!素朴な美味しさの飛騨名物
みなさんこんにちは、しょっちゅうキッチンで好き勝手やってるアキオカ アヤカです。
前回の塩丸イカと一緒に、こんなものも購入していました。
前回に続いて、ベタな和食のおかずにいたします。
ベタな和風の煮物が食べたい
作り置きおかずのレパートリーを広げたい
ちょっと変わった豆腐メニュー希望
上記に当てはまる方もそうでない方も、ぜひお立ち寄りください。
こも豆腐とは?
こも豆腐は、「こも」と呼ばれる藁苞(わらづと)で包んだ豆腐です。
藁苞と言ってもピンとこないかもしれませんが、納豆を包んでいるアレをご想像いただければよいかと。
出典元である農水省のサイトでは茨城県の郷土料理として紹介されていますが、飛騨やら愛知やらにも同様の食品が存在します。
今回使ったこも豆腐は飛騨で買ったので、この記事では飛騨めしとして扱います。
あ、飛騨では「味がしっかりこもるからこも豆腐」でもあるようですね。
実は家で作れるらしいこも豆腐
巻き寿司作るときに使う「巻きす」と大きめの鍋があれば、おうちでこも豆腐作れるようです。
だいたいの作り方は以下のとおり。
木綿豆腐を縦長に切る
↓
巻きすで豆腐をぎゅっと巻き、輪ゴムなどでしっかり留める
↓
鍋にたっぷりの湯をわかし、巻きすごと豆腐をドボンして20分くらいゆでる
↓
豆腐に「す」が入ったらOK!あとは煮るなり焼くなりお好きにどうぞ
写真はふつうの巻き寿司を作っているところですが、これと同じ要領で木綿豆腐をぎゅっと巻くようです。
最近は百均などでプラスチック製の巻きすを見かけたりもしますが、こも豆腐にはなるべく天然素材のものを使ったほうがいいと思います。
熱に弱い素材で巻くと、ゆでるときになにかが溶け出してくるかもしれないので…
こも豆腐の煮物を作ってみよう
今回は、こちらのレシピをベースにしています。
〈材料(4~5人分)〉
こも豆腐…1袋(2本)
ちくわ…1パック(4本)
にんじん…1/2本
きぬさや…1パック相当
水…600ml
顆粒だし…小さじ1.5
みりん…大さじ2
しょうゆ…大さじ2.5
こも豆腐の下ゆで
こも豆腐を2cm幅くらいに切り、分量外の水で5分ほど下ゆでします。
下ゆでの間に、他の具材を切ります。
にんじんは乱切りに、筋を取ったきぬさやとちくわは斜め切りにします。
具材を煮る
鍋に水と顆粒だしを入れ、にんじんを入れて煮立てます。
煮立ったらみりんとしょうゆを加え、他の具材を入れて弱火で10分煮ます。
こも豆腐の煮物実食!
おばあちゃんちで出てきそうな、素朴な感じの見た目です。
今回は適当にあるものを入れましたが、鶏肉とかきのこ類とかぎんなんなどを足してもいいでしょう。
こも豆腐は煮崩れしにくいので、見た目もきれいでいいですね。
だしがしっかりしみ込んで、それでいて他のおかずの邪魔にならない、上品で優しいお味です。これならおでんとか筑前煮なんかにも合うと思いますよ。
…あ!
干ししいたけ入れたらもっと美味しくできたはず!
すっかり忘れてた、悔しいわぁ…
さいごに
飛騨つながりで…
しっかり水切りしたこも豆腐を、朴葉みそに入れてみたくなりました。
旅館なんかでよく出てくる朴葉みそのメイン具材は肉系ですが、こも豆腐メインならベジタリアンの方にも安心しておすすめできそうです。
【参考】