【下仁田ねぎ&こんにゃく入りだんご汁】お腹にたまるすいとん系メニュー
みなさんこんにちは、しょっちゅうキッチンで好き勝手やってるアキオカ アヤカです。
トラベルごはん、久しぶりに本州に戻ってまいりました。ありがとう鹿児島県!
で、今回は関西も北陸もすっ飛ばして群馬回でございます。
群馬名物のこんにゃくと下仁田ねぎを使った、ほっこりあたたまるだんご汁ですよー
上記に当てはまる方もそうでない方も、ぜひお立ち寄りください。
だんご汁とは?
群馬県沼田市周辺の郷土料理・だんご汁は、小麦粉で作った一口大の「だんご」と地元野菜などを煮込んだものです。
使用する具材や味付けは家庭によってさまざまなので、「これが正解」というレシピはありません。たぶん。
下仁田ねぎは下仁田でしかうまく育たない
今回は、さるルートから入手した下仁田ねぎと群馬産こんにゃくを使用しております。
下仁田ねぎは、明治~大正ごろに旧下仁田町周辺で栽培されはじめました。
昭和に入って知名度が上がった下仁田ねぎをさらに普及させるため他地域で試験栽培が行われましたが、ことごとく失敗してしまいます。(前橋では育ちすぎ、長野県ではうまく育たず)
美味しい下仁田ねぎづくりには下仁田の気候・土壌が必要と認められた結果、2001年には地元農家によって「下仁田葱の会」が結成されました。
現在は、同会が定める条件(栽培方法・規格・価格設定など)を満たすねぎだけが「下仁田ねぎ」として販売されています。
だんご汁を作ってみよう
今回は、こちらのレシピをベースにしています。
〈材料(4~5人分)〉
【だんご】
すいとん粉…150g
水…100~120ml
【具材】内容と比率はお好みで!
下仁田ねぎ(普通の長ねぎでもOK)…1本
こんにゃく…1/2枚相当
にんじん…1本
大根…
しいたけ…3個
まいたけ…1/2パック分
鶏もも…1枚
油揚げ…2枚
【その他調味料類】
サラダ油…適量
水…1200ml
顆粒だし…大さじ1(400mlあたり小さじ1)
酒…大さじ2
みりん…味を見ながらお好みで
しょうゆ…味を見ながらお好みで
だんごは普通の薄力粉+水でも作れますが、すいとん粉や中力粉(うどん粉)・強力粉を使うと弾力が出やすくなります。
粉と水の比率は、気温・湿度や粉の種類に合わせて微調整しましょう。
材料を切る
具材をお好みのサイズに切ります。
煮込みはじめる
鍋に油をひいて熱し、鶏肉を炒めます。
鶏肉の表面の色が変わったら、根菜ときのこ類を入れて煮ます。
根菜類に火が通ったら、油揚げとねぎを加えて引き続き加熱します。
だんごのタネを作っておく
ボウルに粉と水を入れ、ダマができないよう混ぜます。
全体が耳たぶくらいの固さになったら、ラップをかけてしばらく置いておきます。
だんごを投入
スプーンを使ってだんごのタネを一口サイズにちぎり、鍋にぽんぽんと入れていきます。
だんごが浮き上がって少し透き通ってきたら、酒・みりん・しょうゆで味を調えて火を止めます。
だんご汁実食!
器にもりつけ、お好みで七味・ゆずこしょう・山椒などを加えていただきます。
メインでもあるだんごは、形違いのうどんといったところでしょうか。
もちもちと弾力があり、いくつか食べるとしっかりお腹にたまります。
下仁田ねぎは期待通りにやわらかくて甘く、鶏肉としいたけの旨味も絶妙です。
だんごと根菜類の比率が高いので、おかわりするならごはんなしでちょうどいいくらいかもしれません。
今回はわりと薄味仕立てなので、おかわりのたびに薬味を変えて楽しみました。(七味・山椒)
さいごに
今回はしょうゆ仕立てのだんご汁にしましたが、ご家庭でいつも食べてる味噌汁・すまし汁と同じ味付けでOKです。
詳細は未確認ですが、沼田には洋風仕立てのだんご汁もあるらしいです。
具材も、きのこ・根菜いも類・葉物・なす・かまぼこなど好きなものをどんどん入れちゃってください。
冬至(2020年は12/21)であれば、かぼちゃを入れてもいいですね。