【葱爆羊肉】強火で一気に炒めれば、臭みも気になりません
みなさんこんにちは、しょっちゅうキッチンで好き勝手やってるアキオカ アヤカです。
今回は、冷凍庫から発掘されたラム肉で海外トラベルごはんを作ります。
海外編久しぶりですねえ。
上記に当てはまる方もそうでない方も、ぜひお立ち寄りください。
葱爆羊肉とは?
清真料理のひとつである葱爆羊肉(cōng bào yáng ròu)は、ねぎと羊肉を一緒に炒めた料理です。
「爆」という字は、強火で炒めることを意味します。
鍋を爆発させるわけではないので、ご家庭でも安心して調理できます。
清真料理って?
清真料理は、回族(中国のムスリム系少数民族)やウイグル族などによって発展したムスリム向け料理です。
「清真」は「清浄であること」を意味し、ハラールに沿った食材のみを使用します。よって、ハラールではない豚肉や料理酒などは使いません。
ハラールを守りさえすれば味付け・調理法に制限はないため、地域や作り手によってさまざまな清真料理が存在します。
「葱爆羊肉」と検索すると、シンプルな塩コショウ味・醤油味から仕上げに酢を加えるものまでいろいろなレシピが見つかりますよ。
酢を入れたら、伊那のローメンみたいな味になるんかな?
葱爆羊肉を作ってみよう
今回は、カルディで買ってきた羊肉用スパイス・羊名人を使用します。
〈材料(4人分)〉
羊肉(ラムでもマトンでも)薄切り…400g
長ねぎ…2本
ピーマン…2個
羊名人(※)…大さじ3~4
サラダ油…適量
粉末ピーナッツ(砕いたバタピーやミックスナッツでもOK)…適量
具材の下ごしらえ
長ネギは斜め切りに、ピーマンはワタを取って細切りにします。
今回は食べやすさ重視で横方向に切っていますが、シャキシャキ感重視の方には縦切りがおすすめです。
あと、羊肉も食べやすいサイズに切っておきます。また写真撮り忘れた…
具材を炒める
フライパンに油をひいて熱し、羊肉を炒めます。
肉の表面の色が少し変わったら、長ねぎとピーマンを加えてさらに炒めます。
スパイスで味を調える
肉にしっかり火が通り、かつ野菜が少ししんなりしてきたら、スパイスを加えて全体になじませます。
最後に粉末ピーナッツを加え、全体になじませたら火を止めます。
葱爆羊肉実食!
唐辛子がそこそこ入ってるので、ある程度大人向けの味かな?
むやみやたらと食欲をそそる危険な香りで、白飯をよそうしゃもじの勢いも強まります。
ほおばったときのファーストインパクトはクミンとねぎと五香粉のフレーバー、その後からじんわり辛味がやってきます。このバランスがまた絶妙なんです。
羊肉につきものの独特の臭みはほとんどなく、ラムらしいやわらかな食感です。
これがまた、めちゃくちゃごはんに合います。
食べすぎ注意です!
翌朝、ちょっと余った葱爆羊肉をふつうの食パンにはさんで食べたらこれまた美味でした。
羊名人で作った葱爆羊肉はクミンの香りが前面に出るので、フムス(アラブ風ひよこまめペースト)などと一緒にピタパンに詰めれば中東風になりますたぶん。
さいごに
羊名人がないけど羊名人っぽい味にしたい場合は、スパイスを加える段階でまず粉末クミン・七味唐辛子・花椒・ジンジャーパウダーを加えます。
比率は1:1:0.5:0.5くらい(作りやすい配分)ですが、お好みで加減してください。
その後塩(できれば岩塩)とコショウで味を整え、辛さが決まったら五香粉少々(香り付け程度)を全体になじませるといい感じに仕上がります。
そうそう、羊名人のパッケージには「お好みでパクチーを加えてもいい」とありました。
【参考】
【下仁田ねぎ&こんにゃく入りだんご汁】お腹にたまるすいとん系メニュー
みなさんこんにちは、しょっちゅうキッチンで好き勝手やってるアキオカ アヤカです。
トラベルごはん、久しぶりに本州に戻ってまいりました。ありがとう鹿児島県!
で、今回は関西も北陸もすっ飛ばして群馬回でございます。
群馬名物のこんにゃくと下仁田ねぎを使った、ほっこりあたたまるだんご汁ですよー
上記に当てはまる方もそうでない方も、ぜひお立ち寄りください。
だんご汁とは?
群馬県沼田市周辺の郷土料理・だんご汁は、小麦粉で作った一口大の「だんご」と地元野菜などを煮込んだものです。
使用する具材や味付けは家庭によってさまざまなので、「これが正解」というレシピはありません。たぶん。
下仁田ねぎは下仁田でしかうまく育たない
今回は、さるルートから入手した下仁田ねぎと群馬産こんにゃくを使用しております。
下仁田ねぎは、明治~大正ごろに旧下仁田町周辺で栽培されはじめました。
昭和に入って知名度が上がった下仁田ねぎをさらに普及させるため他地域で試験栽培が行われましたが、ことごとく失敗してしまいます。(前橋では育ちすぎ、長野県ではうまく育たず)
美味しい下仁田ねぎづくりには下仁田の気候・土壌が必要と認められた結果、2001年には地元農家によって「下仁田葱の会」が結成されました。
現在は、同会が定める条件(栽培方法・規格・価格設定など)を満たすねぎだけが「下仁田ねぎ」として販売されています。
だんご汁を作ってみよう
今回は、こちらのレシピをベースにしています。
〈材料(4~5人分)〉
【だんご】
すいとん粉…150g
水…100~120ml
【具材】内容と比率はお好みで!
下仁田ねぎ(普通の長ねぎでもOK)…1本
こんにゃく…1/2枚相当
にんじん…1本
大根…
しいたけ…3個
まいたけ…1/2パック分
鶏もも…1枚
油揚げ…2枚
【その他調味料類】
サラダ油…適量
水…1200ml
顆粒だし…大さじ1(400mlあたり小さじ1)
酒…大さじ2
みりん…味を見ながらお好みで
しょうゆ…味を見ながらお好みで
だんごは普通の薄力粉+水でも作れますが、すいとん粉や中力粉(うどん粉)・強力粉を使うと弾力が出やすくなります。
粉と水の比率は、気温・湿度や粉の種類に合わせて微調整しましょう。
材料を切る
具材をお好みのサイズに切ります。
煮込みはじめる
鍋に油をひいて熱し、鶏肉を炒めます。
鶏肉の表面の色が変わったら、根菜ときのこ類を入れて煮ます。
根菜類に火が通ったら、油揚げとねぎを加えて引き続き加熱します。
だんごのタネを作っておく
ボウルに粉と水を入れ、ダマができないよう混ぜます。
全体が耳たぶくらいの固さになったら、ラップをかけてしばらく置いておきます。
だんごを投入
スプーンを使ってだんごのタネを一口サイズにちぎり、鍋にぽんぽんと入れていきます。
だんごが浮き上がって少し透き通ってきたら、酒・みりん・しょうゆで味を調えて火を止めます。
だんご汁実食!
器にもりつけ、お好みで七味・ゆずこしょう・山椒などを加えていただきます。
メインでもあるだんごは、形違いのうどんといったところでしょうか。
もちもちと弾力があり、いくつか食べるとしっかりお腹にたまります。
下仁田ねぎは期待通りにやわらかくて甘く、鶏肉としいたけの旨味も絶妙です。
だんごと根菜類の比率が高いので、おかわりするならごはんなしでちょうどいいくらいかもしれません。
今回はわりと薄味仕立てなので、おかわりのたびに薬味を変えて楽しみました。(七味・山椒)
さいごに
今回はしょうゆ仕立てのだんご汁にしましたが、ご家庭でいつも食べてる味噌汁・すまし汁と同じ味付けでOKです。
詳細は未確認ですが、沼田には洋風仕立てのだんご汁もあるらしいです。
具材も、きのこ・根菜いも類・葉物・なす・かまぼこなど好きなものをどんどん入れちゃってください。
冬至(2020年は12/21)であれば、かぼちゃを入れてもいいですね。
【鹿児島風おでん】豚バラ+さつま揚げ+豆もやしで満足度大!
みなさんこんにちは、しょっちゅうキッチンで好き勝手やってるアキオカ アヤカです。
そろそろ「え、また鹿児島ですか?」という声が聞こえてきそうですが、今回は麦味噌と豚肉入りの鹿児島風おでんでございます。
お酒好きのみなさまは、おでんと一緒に芋焼酎などをご準備いただくとよろしいかと…
寒い!おでん食べたい!
おでんに豆もやしって美味しいの?
おでんはボリューム満点タンパク質満点のやつが好きです
上記に当てはまる方もそうでない方も、ぜひお立ち寄りください。
鹿児島風おでんとは?
鹿児島地方で好まれているおでんは、豚肉のだしと麦味噌を使って仕立てるのが特徴です。
地元では「家庭で作るおふくろの味」というより「居酒屋などで食べられるソウルフード」というイメージが強いようです。
さつま揚げとつけ揚げとチキアギ
麦味噌と豚肉については前回語ってしまったので、今日はさつま揚げのお話です。
さつま揚げは魚のすり身を成型して揚げた食品であり、鹿児島ではつけ揚げと呼ばれています。
つけ揚げは、島津藩政時代に琉球(沖縄)から伝わったチキアギが元になってできたとも言われてます。
そしてチキアギは大陸から、もう少し詳しく言うと現在の中国・福建省あたりから伝わったとか…。(東南アジア説もあり)
福建料理は台湾料理のルーツにもなっているため、過去に取り上げた魚丸(ユーワン)とチキアギ・つけ揚げは親戚関係にあると考えてよいでしょう。
↑こちらは本格的な魚丸ではなくそのへんで買ったはんぺんを使ってますが、まあ大体の雰囲気はおわかりいただけるかと。
鹿児島風おでんを作ってみよう
今回はこちらのレシピを参考にし、少々アレンジを加えています。
↓スマホ専用サイトです
〈材料(4人分)〉
豚バラ(あればスペアリブ)…200~250g
おろししょうが…1かけ分
さつま揚げ…1パック
大豆もやし…1袋
その他の具材(好みの具材を好みの比率でどうぞ)
・大根(今回は1/4本使用)
・卵(今回はうずら卵を使用)
・こんにゃく
・つみれ
・ちくわ
・ちくわぶ
・もち巾着
★水…1500ml
★だし昆布…1枚(10gくらい)
★麦味噌…130g
★黒砂糖またはきび砂糖(なければ普通の砂糖)…大さじ1強
★酒(あれば芋焼酎)…100ml
鹿児島ではあまり入れないかもしれない具材が入ってますが、家族のリクエストによるものです。まあ、おでんは何でもありだと思います。
あと、今回使用するさつま揚げはコレです。
下ごしらえ
大根を2~3㎝幅に切って皮をむき、ひたひたの水で下ゆでします。
卵はゆでて殻をむいておきましょう。
こんにゃくは食べやすいサイズに切り、さっと下ゆでしておきます。
その他の具材も、必要に応じてカットします。
豚バラを炒める
フライパンに豚肉とおろししょうがを入れ、軽く焼き目をつけます。
油はひかなくてもいいですよー。
煮込む
煮込み用の鍋に豚肉を入れ、さらに★を加えます。
もやし以外の具材を入れて沸騰させ、弱火~中火で30分ほど煮ます。
その後火を止め、しばらく放置しましょう。
最後に大豆もやしを加える
他の具材を煮込んでいる間に、大豆もやしをさっと洗います。
食べる直前に鍋を温めなおし、大豆もやしを入れてさっと煮ます。
鹿児島風おでん実食!
器のサイズの関係で一部具材のみではありますが、ともかく盛り付けました。
豚のダシ+黒糖のおでんは結構こってりしてるかな?と思いましたが、そんなにギトギトコテコテしていません。
それでいて豚の旨味はしっかり出ており、豚バラも煮込み時間の長さのわりにはやわらかい仕上がりです。たぶん、スペアリブならまた違った食感でしょう。
あとは、豆もやしのこりこり豆部分+おでんの相性の良さにびっくりしましたね。おでん+野菜(根菜以外)のポテンシャルすごい。
過去記事で葉物入りおでんについて触れてますが、もやしもなかなかのものです。
さいごに
鹿児島風おでんの材料としてよく紹介されているのは普通の豚バラスライスやスペアリブですが、もし可能なら皮つき豚バラを使ってみてもいいかもしれません。
ラフテーなどに使用される皮つき豚バラは、沖縄以外なら精肉店・韓国or中国食材店・大型スーパーなどで入手できることがあります。どうしても見つからない場合は通販で!
【参考】
【豚味噌】そのままごはんにのせても、炒め物に入れても美味しい薩摩名物
みなさんこんにちは、しょっちゅうキッチンで好き勝手やってるアキオカ アヤカです。
先日、デパ地下で麦味噌を手に入れました。(北陸ではレア食材扱いかな?)
いつもの米・豆みそとちょっと違う甘めの風味が美味しくて普段の味噌汁に気前よく使っちゃっているのですが、せっかくなので九州らしい一品を作ってみましょう。
豚バラが余った…冷凍庫も一杯やしどうしよう…
日持ちする「ご飯の友」が欲しい
麦味噌美味しい!
上記に当てはまる方もそうでない方も、ぜひお立ち寄りください。
豚味噌とは?
鹿児島県の郷土料理である豚味噌は、豚肉と麦味噌などを混ぜて作るおかず味噌の一種です。
九州で麦味噌が発展したわけ
九州・四国では、中世ごろから米と麦などの二毛作が広く行われていました。
他の地域でも二毛作は行われていましたが、九州は温暖なため二毛作にぴったりだったのです。
九州南部には水はけがよすぎて稲作に不向きなシラス台地が広がっていますが、それでも人々には年貢(米)を納める義務が課せられていました。
人々が頑張って育てた米のほとんどはエライ人の口に入ってしまったため、米の裏作として作られていた麦・雑穀・さつまいもが庶民の主食でした。
大麦は小麦のように製粉しなくても食べられるため普段使いに適しており、保存食のひとつとして麦味噌が発展しました。(現在は麦+米味噌や麦+豆味噌が多い)
薩摩と豚のおいしい関係
薩摩藩は、古くから豚肉文化が根付いていた土地のひとつです。
さらにシラス台地でよく育つさつまいもが豚のエサとして最適だったため、養豚技術が大きく発展しました。
豚味噌を作ってみよう
今回は、こちらのレシピを参考にしています。
〈材料(x人分)〉
豚バラ…150g
麦味噌…150g
★黒砂糖(なければ上白糖でもOK)…60g
★酒…大さじ2
★みりん…大さじ2
おろししょうが…1かけ分
豚肉を刻む
豚肉を1㎝角くらいに切ります。
豚肉を炒める
テフロン加工のフライパンに豚肉を入れ、弱火でじっくり炒めます。
油分がしみ出してきたら、おろししょうがと麦味噌を加えて全体になじませます。
黒砂糖などを加える
味噌が全体になじんだら★を加え、全体になじませるように炒めます。
今回使った黒砂糖は1~2㎝角のキューブ状でしたが、なかなか溶けませんでした。
すりばちなどを使って細かくしてから入れればよかったですね…
黒砂糖が全体になじんだら、火を止めて粗熱をとります。
粗熱が取れたら保存容器に入れ、冷蔵庫で保存しましょう。
豚味噌実食!
とりあえず、白いごはんにそのままのせてみました。
わたくし関西人なのでごはんに甘いものをのせる習慣はあまりないのですが、これはくせになりそうです。
もちろん甘いことは甘いんですが、黒糖のふんわりした香りとしょうがのソフトな辛味のおかげでどんどん箸が進みます。
麦味噌は単体でも甘味が強くて美味しいですが、豚肉の脂でコクが増してより美味しくなりました。
さらにパンチを聞かせたい場合は、豚味噌におろしにんにくを混ぜて使うといいようですよ。
さいごに
豚味噌はただごはんにのせるだけでなく、おにぎりの具・炒め物の味付け・生野菜につけるなどして自由にアレンジできます。和風バーニャカウダとかもええかな。
余った豚味噌は大事に冷蔵庫に保存してありますが、今後アレンジレシピを作ったらこの記事に追記します。たぶん…
【ガンボ】オクラとシーフードで作るケイジャン料理
みなさんこんにちは、しょっちゅうキッチンで好き勝手やってるアキオカ アヤカです。
今年の夏にベランダでオクラを育てたところ、1日2~3本のペースでどんどん収穫できました。そのあとアブラムシにやられましたが…
今回は、まとめて冷凍しておいたオクラの大量消費メニューです。せっかくやからエスニック料理で!
上記に当てはまる方もそうでない方も、ぜひお立ち寄りください。
ガンボとは?
オクラや魚介類などを使った煮込み料理「ガンボ」は、米・ルイジアナ州周辺の郷土料理です。
地域によって作り方はさまざまですが、おおむね以下のような共通点があります。
ケイジャンってなんじゃ?
ケイジャン(Cajun)は、フレンチ・インディアン戦争に負けてアカディア(Acadia)からルイジアナに定住したフランス移民の子孫です。
そして、ケイジャンたちが地元食材で作る素朴な料理はケイジャン料理と呼ばれています。有名どころでは、ジャンバラヤなどもケイジャン料理に含まれますね。
ガンボは、フランス語でオクラを意味するgomboが訛った名称です。そのまんまです。
ガンボを作ってみよう
今回は、こちらのレシピを参考にしています。
〈材料(4人分)〉
えび…14尾
シーフードミックス…200gくらい
オクラ…2パック分
玉ねぎ…1個
セロリ…1本
ピーマン…2個
にんにく…1~2かけ
バター…大さじ1
小麦粉…大さじ4
★カットトマト缶詰…200g(1/2缶分)
★鶏ガラスープの素、またはチキンブイヨン…大さじ2
★ケイジャンスパイス…大さじ1強
★水…1200ml
塩コショウ…適量
レモン汁…適量(食べるときにかける)
ケイジャンスパイスが1瓶あれば、ケイジャン料理の味が決まりやすくなります。
唐辛子やらシナモンやらを使って調合することもできますが、いろんなスパイスを揃えるとかえって高くつくので…
材料の下ごしらえ
今回は殻も背ワタも処理済みのえびを使いましたが、殻つきえびを使う場合は殻と背ワタを取っておきましょう。
オクラはへたを切り取り、好みの形に切ります。(今回は冷凍しておいたオクラを使用)
玉ねぎは粗めのみじん切りにし、皮をむいたセロリと種を取ったピーマンも細かく切っておきます。
にんにくもみじん切りにしておきましょう。
野菜を炒める
鍋を火にかけてバターとにんにく入れ、香りが立ったら玉ねぎを入れて炒めます。
玉ねぎがしんなりしたら、セロリとピーマンを加えてさらに炒めます。
小麦粉を加え、全体になじませます。
煮込む
オクラと★を鍋に入れ、沸騰したらしばらく煮ます。
最後にえびとシーフードミックスを入れ、2~3分ほど煮てから塩コショウで味を調えて火を止めます。
ガンボ実食!
ごはんとともにお皿に盛り付け、好みで少量のレモン汁を加えていただきます。
ではいただきます…
唐辛子の絶妙なスパイシーさと、ほのかに香るシナモンが印象的です。
適度なとろみのおかげでスープとごはんがよく絡み、カレー感覚でどんどん食べられます。こりゃ食べすぎ注意ですね!
辛めが好きな方には、余ったケイジャンスパイスや一味・七味などを加えながら食べるのもおすすめです。
本場ではごはんにかけて食べるのがスタンダードですが、ごはんにかけずにスープとして味わっても美味しいですよ。そのへんはお好みで。
さいごに
殻つきのカニ・エビを使う場合は、水の代わりに殻でとったスープ(だし)を使うとより美味しくなります。たぶん。
殻スープの取り方は、だいたいこんな感じです。
・キッチンバサミなどを使って、殻をなるべく細かく切る
・フライパンに殻を入れて乾煎りする
・水分がとんで香りが立ったらひたひたの水を入れ、蓋をして30~45分ほどコトコト煮る
・火を止めて粗熱を取り、ざるなどでこす
和・洋・中:イタリアン・エスニックなどに幅広く応用できるので、殻が手に入ったらぜひお試しあれ!
なお、和風料理に使う場合は水+だし昆布を使うと美味しさが倍増します。
【鶏飯(けいはん)】お役人様のご馳走!?さっぱり美味しい奄美の味
みなさんこんにちは、しょっちゅうキッチンで好き勝手やってるアキオカ アヤカです。
突然ですが、ブログ告知用のFacebookページにログインできなくなって困っています。
基本的にログインしたままなんですが何かの拍子にスマホ・PCともログアウトしてしまい、なぜか二段階認証がうまくいかないのです…(どうしてもパスコード送信SMSを受信できない)
どうしようもなくなってFB運営元に本人確認依頼をしたんですが、コロナ騒ぎのせいでスタッフが減ってて手続きがなかなか進まないようです…
(12/3追記)↑解決しました!いやー、一時はどうなるかと思った…
まあそんなことは関係なく時間は過ぎていくわけで、今日もご飯の時間が近づいております。
今回は、トラベルごはん初の奄美飯ですよ!
今日はあっさりしたものが食べたい
何でもいいから、鶏むねを美味しく食べる方法ない?
野菜と肉と炭水化物をいっぺんに摂れるメニューが好き
上記に当てはまる方もそうでない方も、ぜひお立ち寄りください。
鶏飯(けいはん)とは?
奄美大島の鶏飯(けいはん)は、ご飯の上に細く裂いた鶏肉・錦糸卵・野菜などの具材をのせて鶏だしをかけたものです。
「鶏飯」というフレーズだけ聞くと鶏釜飯とか鶏の炊き込みごはんみたいなのをイメージしますが、これは炊き込みご飯よりも鶏茶漬けに近いでしょうか。
なお、「京阪乗る人おけいはん」とは何の関係もありません。(関西ローカルネタ)
贅沢品だった鶏飯
江戸時代の奄美大島は薩摩藩に支配されており、島の人たちが薩摩藩の役人をもてなし懐柔するために作ったごちそうが鶏飯の原型と言われています。(諸説あり)
もともとは炊き込みご飯に近い料理でしたが、時代が下ると調理法が変化し現在のスタイルに落ち着きました。
当時の奄美大島においてお米は貴重品であり、平民たちは普段毒抜きしたソテツを食べていました。
そんな彼らにとっては、お米はもちろん大切に飼っていた鶏をシメて調理することも大きな負担だったでしょう。
奄美の歴史や食文化については、大河ドラマやブラタモリ奄美編などでも言及されています。
鶏飯を作ってみよう
今回は、こちらのレシピを参考にしています。
〈材料(4人分)〉
【ゆで鶏・鶏だしつゆ】
鶏むね…1枚
おろししょうが…1かけ分
きざみねぎ…ひとつかみくらい
酒…大さじ1
こしょう…適量
しょうゆ・みりん…適量(好みに合わせて微調整)
【しいたけの甘辛煮】
干ししいたけ(200mlの水でもどしておく)…4~6枚くらい
しょうゆ…大さじ2
砂糖…大さじ1
みりん…大さじ2
【ゆで青菜】
小松菜…1袋
塩…適量
【錦糸卵】
卵…4個
砂糖…小さじ1
サラダ油…適量
【その他もろもろ】
ごはん…茶碗4杯分くらい
トッピング用漬物(※)…適量
※奄美・沖縄のパパイヤ漬けがあればベストですが、北陸のスーパーでは手に入らないので柴漬けを使っています。柴漬けがなければ、奈良漬け・紅ショウガ・たくあんなどでもOKですよー
現地ではごはん・具材・鶏だしが別々の器に盛られ、自分で好きなものを好きなだけのせて食べるスタイルが多いようです。
が、今回は最初からごはん・具材・鶏だしをひとつの器に盛り付けます。理由?洗い物減らしたいからです。
しいたけの甘辛煮
もどした干ししいたけの石づきを取って細く切り、戻し汁・しょうゆ・みりんとともに小鍋に入れて火にかけます。
煮汁が少なくなったら火を止め、しばらく放置して味をしみこませます。
ゆで鶏と鶏だし露を作る
鍋に適量の水をわかし、沸騰したら観音開きにした鶏むねと酒・おろししょうが・きざみねぎを入れて5~6分ゆでます。
鶏皮を取り外すかどうかはお好みでどうぞ!
鶏肉の中まで火が通ったら火を止め、しばらく放置して冷まします。
粗熱がとれたら鶏を取り出し(正直に言いますダジャレです)、細く裂きます。
残ったゆで汁に適量のしょうゆとみりんを加えて、好みの味に調えます。
他の具材を作る
ゆで青菜
小松菜はさっと塩ゆでにし、よく絞って食べやすいサイズに切ります。
錦糸卵
砂糖を加えてよく溶いた卵で薄焼き卵を作り、薄焼き卵を細切りにして錦糸卵にします。(味の変化をつけるために、卵を甘めにしています)
後半の写真が少ないのは、腹っぺらし3歳児が足元にまとわりついてどうにもならなくなったためです…
鶏飯実食!
あたたかいご飯と具材を彩りよく盛り付け、その上から鶏だしつゆをかけます。
仕上げに柴漬けをトッピングして完成!
見た目はちょっとビビンバっぽいのですが、味は鶏肉飯をさらにさっぱりさせたような感じです。
けっこう多めに盛り付けたものの、脂分が少なく上品な鶏だしのおかげでペロッと食べることができます。
ところどころで柴漬けがアクセントになるので、食べ進めても飽きません。
これなら、食欲あんまりないときでも抵抗なく食べられそうですね。
さいごに
鶏飯はしばしば「夏バテにいい料理」として紹介されますが、量や具材を調節すれば風邪ひき中の栄養補給にも使えそうです。
ほぼそのへんのスーパーで買える材料で作れますが、一から作る元気がないときは和風鶏だしの素やサラダチキン(プレーン味)などを活用してもいいでしょう。
【純喫茶風ナポリタン】炒めケチャップが決め手の昭和レトロメニュー
みなさんこんにちは、しょっちゅうキッチンで好き勝手やってるアキオカ アヤカです。
今日の夕飯は、長男からのリクエストでパスタでございます。
ここのところわりとひねった(?)メニューが続きましたが、今回はみんな知ってるナポリタンですよ!
レトロなレシピを探してます
家にあるものでちゃちゃっとランチorディナーできんかな?
野菜を適度に入れつつ、子どもが喜ぶ一皿を!
上記に当てはまる方もそうでない方も、ぜひお立ち寄りください。
ナポリタンとは?
ナポリタンは、スパゲティと玉ねぎ・ピーマン・ウインナー(またはベーコン)などの具材をケチャップで炒めた料理です。
第二次大戦後、食糧難を解消するためにアメリカから大量の小麦が輸入されました。
この小麦を使ってパスタの国内生産が始まり、パスタの一種・スパゲティの販促用メニューとして現在のナポリタンが生まれたのです。
※戦前の日本にも「ナポリ風」や「イタリアン」などと名付けられた麺料理は存在しましたが、現在のナポリタンとは調理法が異なりました。
ナポリにはナポリタンがない!?
イタリアでは、パスタ料理にケチャップを使うことはほとんどありません。トマトソースはよく使うんですがね。
また、いったんゆでたパスタをまた炒める調理法もございません。
にもかかわらず日本でナポリタンが発展した背景には、アメリカが深くかかわっています。
日本版ナポリタンが発展するまでのあらすじは、次の通りです。
アメリカに移住したイタリア系移民が、アメリカ大陸にパスタをもたらす
↓
パスタがアメリカの食文化に取り入れられ、スパゲティとケチャップを組み合わせた「スパゲティ・ウィズ・ミートボール(ルパンでおなじみのアレ)」が登場
↓
戦後、GHQによってパスタとケチャップを組み合わせた調理法が日本にもたらされる
↓
中世ナポリで屋台メシとして親しまれていたトマトソースがけパスタをヒントに、「ナポリタン」と命名される(諸説あり)
ナポリのパスタ料理と日本のナポリタンはずいぶん違いますが、みんなに好かれるメニューという意味では共通してますね。(いいまとめ方が思いつきませんでしたすいません)
純喫茶風ナポリタンを作ってみよう
〈材料(3人分)〉
スパゲティ…300g
塩(パスタを茹でる用)…大さじ1くらい
玉ねぎ…1/2~1個
ピーマン…3~4個
(好みで適量のマッシュルーム水煮を加えてもOK)
ウインナー…10本くらい ※ベーコンでも可
ケチャップ…大さじ6
ウスターソース…大さじ2
塩コショウ…適量
バター…大さじ2
サラダ油…適量
粉チーズ(トッピング用)…適量
具材の下ごしらえ
玉ねぎとピーマンは薄切りに、ウインナーは一口大に切ります。
ここではピーマンを横方向に切っていますが(子どもの食べやすさ重視)、しゃっきり感を重視する場合は縦切りがおすすめです。
スパゲティをゆでておく
鍋に湯を沸かし、沸騰したら塩とスパゲティを加えてゆでます。
ゆであがったらザルにあけて水気をしっかり切り、サラダ油(分量外)を全体になじませておきます。
時間があれば、この状態でしばらく冷蔵庫に入れておきましょう。
具材を炒める
フライパンにサラダ油をひいて熱し、野菜類を炒めます。
野菜が少ししんなりしてきたら、ウインナーを加えてさらに軽く炒めます。
具材を炒め終わったら、いったんフライパンからよけておきましょう。
ケチャップを炒める
具材を炒めたあとのフライパンを再び火にかけ、ケチャップ・ウスターソース・塩コショウを入れてよく混ぜながら炒めます。
しばらく炒めると酸っぱい香りが消え、甘くてコクのあるナポリタンらしい香りが漂ってきます。
ケチャップの水分がとんで、少しもったりしたテクスチャーになってますねー
具材とスパゲティを炒める
フライパンに具材を入れて全体にケチャップをからめ、その後でスパゲティを加えてさらにケチャップをからめます。
火を止めてバターを加え、全体にからめたら完成です。
ナポリタン実食!
お皿にもりつけて、粉チーズをトッピングしましょう。
ではいただきます。
アルデンテのパスタとは違う「てろん」「へにょん」とした仕上がりですが、これこそが純喫茶風のナポリタンでございます。
ソフト麺みたいな感じ、といえばいいでしょうか。
やや大ぶりにカットしたウインナーとほどよく後を引くケチャップ+バターの甘さのおかげか、子どもたちも喜んで食べていました。これ、あんまりこぼしなさんな…
さいごに
デザートまで純喫茶風にしたい場合は、こちらの記事も併せてごらんくださいませ。
材料さえあれば、どちらもそんなに手間かかりませんよー。
【参考】