【魷魚丸】いっぱい作って冷凍してもOK!台湾風スルメイカ団子
みなさんこんにちは、しょっちゅうキッチンで好き勝手やってるアキオカ アヤカです。
このブログ、どういうわけか台湾のおかず団子系レシピが多いです。
なんちゃって魚団子と本物の肉団子の次は、スープにしても炒め物・揚げ物にしてもおいしいイカ団子でございます。
上記に当てはまる方もそうでない方も、ぜひお立ち寄りください。
魷魚丸とは?
魷魚丸(yóuyú wán)は、台湾で食べられているイカ団子の一種です。
揚げたり炒めたりスープに入れたりと、さまざまな調理法があります。
魷魚丸と花枝丸
日本では、台湾のイカ団子と聞いて「花枝丸(huāzhī wán)」を連想する人が多いかもしれません。
しかし、台湾ではコウイカを使ったイカ団子のみを花枝丸と呼びます。
中国語では、イカを以下のように呼び分けます。ダジャレじゃございませんよ。
●コウイカ類
花枝、墨魚(mòyú)、烏賊(wūzéi)
魷魚、柔魚(róu yú)、鎖管(suǒ guǎn)、小巻(xiǎo juàn)、中巻(zhōng juàn)
透抽(tòu chōu)、創尖槍魷(chuàng jiān qiāng yóu)、小巻、中巻
軟絲(ruǎn sī)、莱氏擬烏賊(lái shì nǐ wūzéi)
日本語の「烏賊」はイカ全般を指しますが、中国語ではコウイカ類を指しています。
コウイカは流通量があまり多くなくお値段も高いので、今回は入手しやすいスルメイカで魷魚丸を作ります。
魷魚丸を作ってみよう
今回は、こちらのレシピをベースにしています。
〈材料(作りやすい量)〉
スルメイカ…4杯
豚の脂身、またはラード…50~60g
※豚の脂身を使う場合は、あらかじめみじん切りにしておく
おろししょうが…1かけ分
片栗粉…120g
卵白…1個分
塩コショウ…適量
下ごしらえ
イカの胴体からはらわた・げそ・軟骨(ビニールみたいなやつ)を取り除き、皮をむきます。
げそのはらわたを切り落とし、吸盤の爪をしごいて取り外します。
くちばし(殻)も、忘れずに取り除きましょう。
胴体+えんぺらとげそをそれぞれ細かく切っておきましょう。
材料をフードプロセッサーにかける
げそを除くすべての材料をフードプロセッサーに入れ、粘りが出るまで回します。
全体がなめらかになったら、げそを加えて少し回します。
タネができあがりました。
団子状にしてゆでる
鍋にたっぷりの水を入れて火にかけ、80℃くらいまで温めます。
ビニール手袋をはめた手で適量のタネを握りこみ、人差し指の付け根と親指の間から少しずつ押し出してお湯に落としていきます。
ボールが浮いてきたら、バットなどに引き上げて冷ましておきます。
あとはお好みの調理法でどうぞ(冷凍保存も可)
・魚丸湯・貢丸湯と同じ調理法でスープに…
・揚げる!
・鍋物やおでんの具材として…
・照り焼き系もいけるかな?
魷魚丸実食!
スープ系ばっかりでも芸がないので、素揚げにしました。
しっかりイカ味でありながら肉に近いコクがあるのは、おそらくラードのおかげでしょう。
魚より肉派という人も、これなら美味しく食べられると思います。
タネ自体は薄味なので、素揚げにする場合は塩コショウ・レモン汁・タコ焼きソースなどをつけて食べることをおすすめします。
もっとパンチが欲しい場合は、市販の唐揚げ粉などをまぶして揚げるとよいでしょう。
さいごに
タネを作る段階で、にんにくやねぎのみじん切りなどを加えるのもおすすめです。
また、台湾ではアオサや紫菜(のり)を混ぜ込んだ既製品も流通しているようです。
いろいろなものを練り込んで、好みの味を探してみましょう。
【参考】