【中国】簡単なのに味は本格派!もちもちスパイシー刀削麺
みなさんこんにちは、しょっちゅうキッチンで好き勝手やってるアキオカ アヤカです。
先日、中国の国民的調味料「老干媽(貝柱入り)」と冷凍油条と手作りちまきと謎のおつまみと謎の鍋スープと一緒に刀削麺(乾麺)を衝動買いしてしまいました。
輸入食材店に行くと、財布のひもが伸びきった麺のようにゆるんでしまいます…
(参考:ホビロン回)
上記に当てはまる方もそうでない方も、ぜひお立ち寄りください!
そもそも刀削麺とは?
刀削麺(Dāoxiāomiàn)は山西省発祥の麺料理であり、日本語読みでは「とうしょうめん」「とうさくめん」となります。
本格的な刀削麺は、生地のかたまりを刀(刃物)で細長く削って作ります。
そのため1本1本の太さや形状にばらつきがあり、他の麺料理にはない独特の食感を楽しめます。
刀狩りから生まれた刀削麺
刀削麺の起源については諸説ありますが、元代の「刀狩り」がきっかけで生まれたとも言われています。
元の支配層であったモンゴル民族は、自分たちが征服した漢民族の反乱を密かに恐れていました。
そこで、漢民族の家庭から金属製の武器や生活用品をごっそり没収してしまったのです。
フリー素材お借りしました(きなこもちさんによる写真ACからの写真)
毎日使う包丁まで取り上げられてしまった漢民族は、仕方なくそのへんの金属片を使って麺を削ることにしました。これが、刀削麺の始まりなのだとか…
刀削麺を作ってみよう
今回、たれ部分の作り方はこちらを参考にします。
では、材料を揃えましょう。
〈材料(2人分)〉
・刀削麺(乾麺)…180gくらい
・ザーサイ塩漬け…8g
・干しエビ…大さじ1
・花椒…小さじ1/2くらい(ホールタイプでも粉タイプでも可)
・おろししょうが…1かけ分くらい(ここでは冷凍しておいたものを使用)
・ねぎのみじん切り…大さじ1
・七味唐辛子…小さじ1/2(粉唐辛子や一味唐辛子ならなお良し)
・醤油…大さじ1と1/2
・酢…大さじ1/2
・芝麻醤…大さじ1(ねりごまでも可)
・ごま油…大さじ1/2
・パクチー…適量
たれを作る
ザーサイと小エビを細かく刻み、ボウルに入れておきます。
次に、ねぎのみじん切りとおろししょうがと花椒を加えます。
花椒をよく使うアキオカ家には花椒専用ミル(ふつうのペッパーミル)がありますが、ない場合はすり鉢などを使って細かくするか粉末タイプを使うとよいでしょう。
続いて芝麻醤・胡麻油・酢・醤油を加え、全体をよく混ぜます。
麺をゆでる
まず、箱の裏側の説明書きを解読します。
英語でも中国語でも、好きな方を解読しましょう。
〈かなりアバウトな訳ですみません〉
・沸騰したお湯に麺を入れ、麺がくっつかないようかき混ぜながら強火で3~5分ゆでる。・好みの固さにゆであがったらお湯を捨て、全体をまんべんなく混ぜる。
(最後の一文がよくわかりませんが、冷たくして食べたい場合は冷水でしめてすぐ盛り付ければいいようです)
とりあえずだいたいのゆで方はわかったので、よしとしましょう。
400g入り(4人分くらい)なので、好きな分を取り分けておきます。
鍋にたっぷりのお湯をわかす間に、パクチーを細かく刻んでおきます。(写真撮り忘れました)
お湯がわいたら、麺をザっと投入!
ゆで上がったら軽く水気を切って皿に盛りつけ、たれと刻みパクチーをのせて完成です。
麺をゆでてすぐ食べるのがベストですが、すぐ食べられない場合は麺全体にごま油かサラダ油をからめておきましょう。
そうしないと、麺どうしがくっついて謎の白い塊になってしまいます。
いざ、刀削麺実食!
花椒とごまの香りが、すきっ腹に激しくアプローチしてきます。
たれの辛みが麺の水分でほどよく薄まり、ほどよいスパイシーさとアジアらしいパクチーの風味でどんどん箸が進みます。
麺もモッチモッチで、これぞ口福というべきでしょうか。
辛いのが好きな方は、追い花椒をかけながら食べるのもいいですね。
ただ、のんびり食べているとだんだん麺がくっついてきます。
ゆっくり快適に食べたい方はまず全体を混ぜてから食べるか、ゆでた直後に油をからめておくとよいでしょう。
まとめ
今回は乾麺を使いましたが、いつか麺から刀削麺を作ってみようと目論んでおります。
職人さんが鍋の上でしゃっしゃっと麺をけずる様子をドヤ顔で再現したいので、ちょっと修行の旅に出てまいります。うちから徒歩5分の輸入食材店まで。
(30分ほどで帰ります)
↓刀削麺と芝麻醤を購入したお店